浄化で爆速!願望達成☆体験100日チャレンジ第3弾61日目 ひらめきを待たない時間――本人はスヤスヤ、自販機はせっせせっせ


ひらめきを待たない時間

――本人はスヤスヤ、自販機はせっせせっせ


 

前回、私はひらめきを「自動販売機」にたとえてみました。

 

知識や経験、体験を自分の中に入れていく。

 

そして、

 

「こんなものを作りたいな」

「何かいい方法はないかな」

「これとこれを組み合わせられないかな」

 

という問いを持つ。

 

これが自販機にお金を入れて、欲しいもののボタンを押すようなもの。

 

そして、すぐに答えが出てこないからといって、

 

「早く出して!」

「まだなの?」

「今すぐ答えが欲しい!」

 

と自販機をガンガン揺らさない。

 

ここまでが前回のお話でした。

 

では、ボタンを押したあと、

私は何をしているのか。

 

答えは、とても簡単です。

 

忘れます。






 

「待つ」のではなく「忘れる」


 

これは私にとって、とても大切なところです。

 

「そのうちアイデアが出てくるかな」

 

と待っているのとも少し違います。

 

待っているということは、

まだそこに意識が向いているからです。

 

「まだかな」

「そろそろかな」

「今日あたり出てくるかな」

 

これでは結局、自販機の前から離れていません。

 

しかも、

 

「早く答えが欲しい」

 

という気持ちが強くなってくると、

だんだん緊張してきます。

 

だから私は、

いったんそのことをすっかり忘れます。

 

問いを持ったら、

あとは普通に暮らす。

 

 

 

 

 

 

私の余白の過ごし方


 

では、その余白の時間に何をしているのか。

 

私は、のび太くんみたいにゴロゴロします。

 

お昼寝もします。

 

ゆっくり飲み物を飲んだり、

のんびりお風呂に浸かったり。

 

安全に歩けるときなら、

散歩をするのも好きです。

 

特別なことはしていません。

 

むしろ、

 

何かを生み出そうとしない時間

 

を過ごしています。

 

お風呂に入ったからといって、

 

「さあ、そろそろアイデアを3個ください」

 

なんてやりません。

 

「もう20分もお風呂に入っているんですけど、まだですか?」

 

とも言いません。

 

それでは結局、

自販機をガンガン揺らしているのと同じだからです。

 

ただ、お風呂を楽しむ。

 

眠かったら眠る。

 

飲み物をゆっくり味わう。

 

ぼーっとする。

 

その時間そのものを過ごします。

 

 

 

 

 

 

本人はスヤスヤ。自販機はせっせせっせ


 

創造的な問題についていったん考えたあと、そこから離れている時間を挟むことで、その後の問題解決やアイデア生成が促されることがあります。

 

認知心理学などでは、こうした現象に関連して「インキュベーション(incubation)」という言葉があります。

 

日本語では「孵化」と表現されることがあります。

 

この「孵化」という言葉、

私はとても素敵だなと思いました。

 

卵の中では何も起きていないように見える。

 

でも、見えないところでは少しずつ育っている。

 

そして、あるとき殻が割れる。

 

これって、ひらめきにも少し似ています。

 

もちろん、私たちが意識していない間に脳の中で具体的に何が起きているのかを、「ずっと裏側で答えを計算している」と単純に言い切ることはできません。

 

でも、私自身の感覚を自販機にたとえるなら、

 

本人はスヤスヤ。

自販機は、せっせ、せっせ……。

 

そんな感じです。

 

本人はもう、問いを忘れている。

 

お昼寝したり、

ご飯を食べたり、

お風呂に入ったり、

違うことを楽しんでいる。

 

その間に、

 

これとこれをつなげてみよう。

 

いや、こっちかな。

 

あの体験も使えるかもしれない。

 

そんなふうに、今まで自分の中に入れてきたものが、

見えないところで新しい組み合わせになっていくような感覚があります。

 

そして本人がすっかり忘れたころに、

 

ガコン。

 

「あ!!」

 

突然出てくる。

 

私は、この瞬間が大好きです。

 

 

 

 

 

 

ひらめきを生み出すために、余白を使わない


 

ここには、ちょっとした矛盾があります。

 

「余白を作るとひらめきが出るらしい」

 

と知った途端、

 

「じゃあ、ひらめくために余白を作ろう」

 

となってしまうことがあります。

 

でも私にとっては、

それもちょっと違うんです。

 

「今日はひらめくために30分ぼーっとしよう」

 

「お風呂に入ればアイデアが出るかもしれない」

 

「散歩したから、そろそろ何か出てくるはず」

 

となったら、

結局ずっと答えを待っています。

 

余白は、

ひらめきを生産するための作業時間ではありません。

 

余白は、余白。

 

だから、その時間そのものを楽しむ。

 

そしてひらめきは、

そこから生まれることのある副産物くらいでいい。

 

私はそんなふうに思っています。

 

 

 

 

 

 

まず入れる。そして、手放す


 

もちろん、何も自分の中に入れずに、

ただ待っているだけではありません。

 

本を読む。

 

知らないことを知る。

 

実際にやってみる。

 

人と話す。

 

感じる。

 

失敗する。

 

考える。

 

いろいろな体験をする。

 

そうやって、自分の中にたくさんの材料を入れていきます。

 

そして、

 

「私はこんなものを作りたい」

 

という問いを持つ。

 

ここまでは、ちゃんと自分でやる。

 

でも、そのあとは手放す。

 

忘れてしまう。

 

そして自分は、

のび太くんのようにのんびり過ごす。

 

すると、ある日突然、

 

ガコン。

 

「できましたよ」

 

とでも言うように、

思いもしなかった形で答えが出てくることがあります。

 

 

 

 

 

 

忘れている時間も、創造の時間


 

何かを作りたいときほど、

ずっとそのことを考えていなければならないような気がします。

 

でも私は、そうではない時間も大切にしています。

 

考える時間。

 

そして、

 

考えない時間。

 

知識や体験を入れる時間。

 

そして、

 

それをいったん手放す時間。

 

どちらもあっていい。

 

何もしていないように見える時間を、

「無駄」と決めなくてもいい。

 

もしかしたらその時間は、

 

まだバラバラのパーツだったものが、

自分でも予想していなかった形へと育っている途中なのかもしれません。

 

だから今日も私は、

安心して余白を過ごします。

 

本人はスヤスヤ。

 

自販機は、

 

せっせ、せっせ……。

 

そして、忘れたころに、

 

ガコン。

 

その瞬間を、

私は楽しみにしています。






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